【危機管理】もしかしてウイルス？！それって実はサポート詐欺かもしれません！

皆さん、こんにちは！
いつも教室ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今日は、最近ご相談が増えている「ちょっとドキッとするパソコンのトラブル」についてお話ししたいと思います。

最近、教室に通われている生徒さんから「パソコンに突然、怖い画面が出てきたんです…」というご相談が増えています。大きな音とともに「ウイルスに感染しました」「今すぐ電話を！」なんて表示されたら、驚いてしまいますよね。

でも実は、それ――サポート詐欺かもしれません。

今回は、その正体と対処法について、やさしく分かりやすくご紹介していきます。パソコン初心者の方も安心して読める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

この記事でご紹介する内容
〇サポート詐欺
・はじめに｜サポート詐欺ってどんなもの？
・具体的な対処法
 ・本物そっくりの詐欺を体験！
・まとめ

はじめに｜サポート詐欺ってどんなもの？

サポート詐欺とは、パソコンにウイルスが入ったかのように見せかけて、偽の「サポートセンター」へ電話をかけさせる手口です。電話をかけると、相手は「あなたのパソコンを修理します」と言いながら、遠隔操作ソフトのインストールを求めてきます。

表示される警告画面はとてもリアルで、音が鳴ったり、赤い画面で大きな文字が点滅したりと、あたかも本物のウイルス感染のように見せかけます。
このような画面に驚いて電話をかけてしまうと、相手はとても親切そうに対応しながら、次のような行動を取ってきます。

・パソコンを遠隔操作するソフト（TeamViewerやAnyDeskなど）のインストールを促す
・不安をあおりながら「修理費」や「ライセンス更新料」など名目でお金を請求する
・クレジットカード番号などの個人情報を聞き出そうとする

つまり、これは“サポート”の名をかたった悪質な詐欺行為なのです。

パソコンを遠隔操作するソフトは正規のものがほとんどで、インストールする時点では害はありません。これらのソフトが悪用されることにも注意したいですね。

具体的な対処法

こうした画面が出たとき、「えっ！？どうしよう…」とパニックになってしまう方がほとんどです。実際にはウイルスに感染していないことが多いので、まずは落ち着いて行動することが大切です。ここでは、正しい対処法をご紹介します。

１．画面を閉じてみる
まずは表示された画面を閉じてみましょう。「×（閉じるボタン）」をクリックしても反応しない場合は、ブラウザ全体を閉じてください。「×（閉じるボタン）」が見つからない場合は、キーボードの「esc（エスケープ）」キーを長押しすると、画面が元に戻る場合があります。

２．それでも閉じないときは「タスクマネージャー」を使う
キーボードの「Ctrl」＋「Alt」＋「Delete」キーを同時に押して、画面が切り替わったら「タスクマネージャー」を選びます。そこからブラウザ（例：Google ChromeやEdgeなど）を選択し、「タスクの終了」をクリックすれば強制終了できます。

３．絶対に電話をかけない！
画面に表示された電話番号には、どんなに本物らしく見えてもかけてはいけません。相手は詐欺のグループです。

４．遠隔操作ソフトを入れてしまった場合
すでに指示通りにインストールしてしまった場合は、すぐにパソコンのネット接続を切って、ソフトをアンインストールしましょう。また、クレジットカードなどの情報を入力してしまった場合は、早急にカード会社に連絡を。

「どうしていいかわからない…」というときは、迷わず私たちにご相談くださいね。一緒に画面を確認しながら、安全な対処法を丁寧にご案内します。

本物そっくりの詐欺を体験！